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9月「秋のパン」
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今年は、ずいぶん雨の多い8月でしたね。
毎月あっと言う間に一カ月が過ぎていってしまうのですが、8月の後半5〜6日はニュースで、豪雨による川の増水や山崩れなどを見て、心が痛みました。
当地の方にはお見舞い申し上げます。
この時に、被災地の体育館や公民館でパンが配られていたが映っているのを見て、思わず「パンくんありがとう。ほんの少しお腹と心が癒されるために活動してね!!」なんてテレビの前で手を合わせてしまいました。
私も心を新たに元気で9月を迎えました。
9月1日に私の新しい本「粉と卵のお菓子」(家の光協会)が発売になり、店頭に並びました。
私は、これまで「パンとお菓子」という本は出したことはあったのですが、お菓子だけで一冊というのは初めてだったのです。
そんなことで「こうしたい、ああしたい」なんて、いろいろ思い悩んでいたのですが、
やさしいスタッフの方々に応援していただいて、焼きっぱなしのお菓子を思いっきりつくり、カッコいい、ウデの良いカメラマンさんに仕上がった順にどんどん写真を撮っていただき、あという間に撮影の時間も過ぎてしまいました。
本の帯につけていただいたコピーは
『さあ、竹野豊子流「道具にこだわらず、気持にこだわる、ダイナミックな粉と卵の焼菓子」に挑戦してみてください』。
元気になりそうで、おいしそうなコピーだと思いませんか?
内容は、スポンジケーキ、マフィン、ワッフル、スコーン、クイックブレッド、クッキー。
これらのバリエーションなどなどを合わせて全部で40種類です。
もちろん、それに加えて道具の紹介や、小麦粉、そして、卵やお砂糖をお菓子作りにうまく生かすためのちょっとしたポイントなども、のせていただきました。
写真もきれいで、我ながらおいしそうでとっても気に入っています。手にとってぜひぜひ見てくださいね。
さて、8月から9月にかけて、首都圏のパン屋さんをのんびり見て歩きました。
秋に入るということもあってか、ずいぶん新製品が並んでいて、お客さんもそこに集まっていました。
「焼きカレー」「キッシュ」「大型りんごパン」「和食パン」などなど。どれもおいしそう。
お店の店長さんに聞いてみると、
「こうして新商品が発売になると、全体が活気づいて他のものも売れるのでとってもうれしいです。棚の整理とか、レジで新商品の名前覚えるのも大変だけれど、数字をあげるためには日々なかなか大変です。」
とのことでした。
コンビニエンスストアでも、新商品のメイプルパンを買って食べました。
上にクレープが薄くきれいにのっていて、あいだにはそれこそ本場カナダで口にした、あの栄養満点、味、香り満点のメイプルシロップとバターがサンドしてあって、とてもバランスがよくおいしかったです。
つくる方もたいへん。でもやっぱり新しいものが売れていくのですね!!
悩んで考えて開発している人の顔をいろいろ想像してしまいました。 |
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